さまざまながんの死亡率が下がっていくなかで、膵臓がんは高止まりしており、高齢男性に多く、肥満や喫煙、大量飲酒によって発症リスクが増すとされています。

がんが小さいうちは自覚症状がほとんどないため、早期発見が難しく、見つかった時には症状が進んでいる場合も多いようです。切除可能と判断されるのは2割ほどにとどまり、5年生存率は10~20%です。

東北大などが2019年1月に発表した臨床試験結果から、肝臓転移などがなく門脈や動脈に達していないなど、切除可能と判断された膵臓がんについて、術前化学療法の有効性が明らかになりました。

術前化学療法を受けた患者の平均生存期間は、手術先行とした患者に比べ約10カ月長い36.72カ月でした。2年生存率も10ポイント以上改善し、63.7%となり、術前の治療によって、死亡リスクは28%減少したことがわかりました。

千寿鍼灸院(北千住・足立区)は、はりきゅうで皆さんの健康を応援しています。