既存のコロナウイルスには季節変動があり、冬に流行のピークを迎え、夏には検出数が減ることが知られています。

米国での研究によると、気温が21~24℃で湿度80%の環境に、夏の日差しに相当する紫外線を照射すると、ウイルスは2分で半減しました。高温多湿と紫外線という夏の気象が、新型コロナウイルスの感染力を大きく減じることが期待される結果となりました。

一方、中国での研究では、気温や紫外線量と新型コロナの流行には有意な関係を示さず、気象は新型コロナウイルスの感染拡大に影響を及ぼさないとの結論となっています。

また、2009年の日本における新型インフルエンザの流行は、6月中旬頃から全国各地で患者が増え始め、8月ごろになると流行シーズンに入ったような発生状況となり、12月まで増加し続けました。

これらのことから、夏になれば新型コロナは弱まると楽観することはできない可能性があり、油断は禁物のようです。

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