自治体から特定健診の健診票が送付され、最寄りの医療機関で受診が始まった頃でしょうか。健診後には健診データがフィードバックされ、場合によって生活指導や再検査が行われます。
健診データを判断する際の一般的な目安となるものに、「基準範囲」と「臨床判断値」があります.検査を受けた人が病気であるのか、問題ないのかを判断するための参考にします。
「基準範囲」は健康成人の測定値の95%が含まれる範囲を示すものです。「臨床判断値」は特定の病気の診断基準や治療の目標値を示します。自分の数値と比較する際にはそれぞれの意味を理解したうえで見る必要があります。
また検査データにはさまざまな個人差があるため,定期的な健康診断などを通じて,健康な時の自分自身のデータを把握し,そのときのデータと比較できることが理想です。自分自身の「基準範囲」を知るためには、少なくとも3年分のデータが必要です。
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