軽度認知障害(MCI)は認知症の前段階で、正常と認知症の中間の状態です。認知症との違いは自立した生活ができるかどうかです。日本では65歳以上の13%がMCIと推計されています。

MCIと診断された人がすべて認知症に移行するわけではなく、およそ5~6割は現状のまま維持されたり、回復したりすることもあります。

MCIから正常な状態に回復する人の割合は1年で16~41%、MCIから認知症に進行する人の割合は1年で5~15%だとされています。

MCIの約5割がアルツハイマー病によるものと見られており、その場合は認知症に移行する可能性が高くなります。

最近アルツハイマー病の進行を抑制する新薬が開発されており、早期での服用が効果が高いようです。