第29回現代医療鍼灸臨床研究会が表題のテーマで開催され、私は症例報告をさせていただくとともに、シンポジストのひとりとして参加する機会を得ました。会場の東大鉄門講堂は300名を超える参加者で満席でした。
パーキンソン病は原因不明の進行性神経変性疾患で、70歳以上の有病率は100人に1人と、意外に身近な疾患なのです。薬剤、治療法の進歩で、天寿を全うできる疾患になってきており、今後の課題はQOL(生活の質)の維持・改善に移ってきています。
基礎講座、シンポジウム、教育講演を通じ、パーキンソン病の患者さんのQOLの維持・改善に、はり治療が寄与し得ることが確認されました。

シンポジウム