耳鳴の有病率は15~20%といわれており、比較的身近な症状です。

耳鳴の大半は難聴に伴って生じるといわれ、難聴によって音の入力が不足すると、脳は音への感度を上げて対応しようとし、その結果耳鳴が生じることになるようです。つまり耳鳴は難聴の代償反応なのです。

脳は音があってもそれを「聞かない・聞こえない」状態にする機能があり、これのを「脳の順化」と言います。難聴の代償反応として生じている耳鳴に対しては、そような脳の順化を活用する「脳のリハビリテーション」で対応するのが基本的な治療法です。

耳鳴を自覚する人のうち約8割は病気と受け止めず、病院も受診しませんが、脳の順化が自然に進み「だんだん、気にならなくなる」ようです。

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