乾燥の季節が到来し、肌の乾燥に伴う痒みに悩まされる方も多いようです。

近年、痒みのメカニズムに関する研究が進み、痒みを伝える神経が発見されました。その神経は皮膚の表面近くまで伸びており、皮膚表面への刺激を感知し、脳に伝えて痒みの感覚を発生させます。

乾燥などにより皮膚表面のバリア機能が低下すると、神経が過敏になり痒みを感じやすくなります。痒みに反応して皮膚を掻くとさらにバリア機能がダメージを受け、一層痒みに過敏となる、痒みの悪循環に陥ります。

痒み対策で重要なのは、乾燥による皮膚のバリア機能低下を防ぐことです。かゆくなる前から保湿を心がけ、乾燥が気になったら保湿剤をしっかり使うことです。

また、紫外線を適度に浴びることもかゆみ対策になります。紫外線には伸びた痒みを伝える神経を退縮させる効果があるようです。

千寿鍼灸院(北千住)は、はりきゅうで皆さんの健康を応援しています。