睡眠薬を服用しても眠れないと感じている方、「睡眠状態誤認」かもしれません。

睡眠状態誤認とは、脳波上は眠っているけれども、主観的には眠れていないと感じてしまう状態です。

典型的な睡眠状態誤認患者では、「寝つきに1時間以上かかる」と訴えていても睡眠ポリグラフ上では消灯から脳波上の睡眠に入るまでの時間が15分程度であったり、「2度目に目が覚めた後は朝までまったく眠れない」にもかかわらず脳波上は浅めの睡眠ながらたっぷり寝ていたりします。

一晩の総睡眠時間が自己申告と睡眠ポリグラフデータとの間で1時間以上乖離することはよくあることで、このような睡眠状態誤認は程度の差こそあれ慢性不眠症患者の大部分で生じているようです。

睡眠薬を増量する前に、睡眠ポリグラフデータを確認してみてはいかがでしょうか?

千寿鍼灸院(北千住・足立区)は、はりきゅうで皆さんの健康を応援しています。