夏の到来とともに、熱中症の危険性が高まっています。熱中症の重症度と症状の目安は次のとおりです。

Ⅰ度:めまい、大量発汗、失神、筋肉痛、筋硬直

Ⅱ度:頭痛、嘔吐、倦怠感、虚脱感、集中力・判断力低下

Ⅲ度:中枢神経症状(意識障害、痙攣発作)など

応急処置は「冷却」と「補液」です。冷却方法で簡便なのは、霧吹きやぬれタオルなどを用いて体を水でぬらし、風を当てることで体表の温度を下げることです。

補液とは水分と塩分を補給することで、患者に意識があり、飲み物を摂取できる状態であれば、経口で塩分を含む飲み物を与えます。経口摂取が難しければ点滴が必要になります。

応急処置を行いながら、(1)意識レベルの低下がある(2)呼吸や循環に問題がある(3)症状が改善しないといった場合は、救急搬送を要請しましょう。

千寿鍼灸院(北千住)は、はりきゅうで皆さんの健康を応援しています。