日常生活で股関節にかかる負荷は、立っているときは体重の0.6~1倍ですが、歩行時には3~4.5倍ジョギング時には4~5倍になると言われています。

股関節にかかる負荷の大きさは、ひざや腰の関節にかかる負荷よりも大きく、ダメージを受けやすい関節といえます。

正常な股関節は、くぼんだ骨盤と球状の大腿骨それぞれが関節軟骨に覆われていますが、この関節軟骨が負荷の繰り返しによってすり減ると、「変形性股関節症」となり、痛みによる歩行障害が出てきます。

痛みの出た股関節をかばうように歩くと、肩が左右に揺れるようになります。ゆがんだ姿勢や動作によって肩や腰、ひざ、足首などに負担がかかり、痛みが連鎖することも多くあります。

適度な運動により股関節周囲の筋力を維持させることで、股関節にかかる負荷を軽減させることが大切なようです。

千寿鍼灸院(北千住・足立区)は、はりきゅうでみなさんの健康を応援しています。