長期間からだを動かさないことにより、使わない機能が低下し、引き起こされる病的な状態で、寝たきりの原因になるものです。

筋肉は1週間の安静で、約10%筋力が低下します。

関節は3週間の安静で、硬くなり曲がりにくくなります。

心肺は3週間の安静で、機能が10%以上低下します。

そのほか、長期安静で消化機能や精神活動も低下するといわれています。

高齢者が転倒などで骨折し、長期安静を強いられたのをきっかけに寝たきりになることは稀なことではありません。安静中でもできる範囲で体を動かすことが必要で,早めのリハビリが有効なようです。