O157の特徴は「毒性が強い」、「(口に入った菌の個数が少なくても)感染しやすい」、「すぐには症状が出ない(3~9日後に発症)」ことです。

惣菜や外食でのO157感染は、回避することはほぼ困難です。O157による食中毒が多い季節(8~9月)は、子どもと高齢者は、購入した惣菜を食べることを避け、外食も控えましょう

O157は牛や豚などの腸内と肝臓(レバー)内に生息しています。かたまり肉は表面をしっかり加熱すれば大丈夫ですが、ひき肉は表面だけでなく中心部が75度の状態を1分以上継続する必要があります。

有機野菜の人気が高まり、栽培過程で野菜にO157が付着する可能性があるため、生食用の野菜や果物は、流水で十分洗浄しましょう。

家庭内に発症者が出たら、トイレと洗面所を中心に消毒します。消毒用エタノールが有効です。