「風が当たっても痛い」という痛風の原因は、血中の尿酸異常で、尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態は「高尿酸血症」と呼ばれ、痛風の発作を起こす可能性が高まります。

尿酸のもとになるプリン体は、体内での合成体外からの摂取によって体内にもたらされます。これまで尿酸値を下げるために、プリン体を多く含む食品の摂取制限が指導されてきました。

しかし、プリン体の7~8割は体内合成によるもので、食事からのプリン体の影響はさほど多くないようで、食事制限はこれまでよりも緩やかになりました。

一方、肥満と尿酸値の相関が着目されており、プリン体を警戒しすぎるよりも、総エネルギーを抑えることのほうが重要だといわれています。