米国耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、健康な人であれば耳掃除は原則不要との見解を示しました。

耳垢は外耳道の上皮の動きと、咀嚼やあくびなどの顎の動きによって、開口部に向かって徐々に移動していき、自然に耳の穴から外に落ちるとのことです。

また耳垢は、外耳道を保護する役割を果たしており、完全に不要な老廃物ではないようです。

綿棒や耳かきなどを用いた掃除は、かえって耳垢が奥へと押し込まれて、耳垢の蓄積を引き起こすリスクもあります。

耳垢が非常に多い人、耳垢塞栓を繰り返している人、補聴器などを使用している人は、6~12カ月ごとに専門医を受診し、予防的な耳掃除をしてもらうとよいようです。

千寿鍼灸院(北千住・足立区)は、はりきゅうでみなさんの健康を応援しています。