ある調査では、50代後半の8割以上が「もの忘れが心配」と感じており、認知症の始まりを不安に思っているようです。

しかしもの忘れと認知症は異なります。年を取るにつれてもの忘れが多くなるのはしかたがありません。筋肉と一緒で、年を取れば記憶力や暗算など“脳の基礎体力”が落ちるのはやむを得ないことです。

単なるもの忘れと認知症による記憶障害の違いは、もの忘れは「部分」を、認知症は「全体」を忘れます。もの忘れは、一度覚えた記憶を取り出せなくなる状態です。それに対し記憶自体がスッポリなくなるのが認知症なのです。

夕飯で何を食べたか想い出せないのが物忘れで、夕飯を食べたこと忘れてしまうのが認知症です。人名や地名などの固有名詞が出てこなくなるだけなら、とりあえず大丈夫なようです。

千寿鍼灸院(北千住)は、はりきゅうで皆さんの健康を応援しています。