水虫の原因である白癬菌はカビの一種なので、気温と湿度が上がると繁殖スピードが速くなるため、梅雨時から夏にかけて流行します。

水虫治療に用いる抗真菌薬の塗り薬は、菌を殺す薬ではなく、菌の増殖を止める薬のため、菌がいる古い角質が落ちるまでの1~2カ月は塗り続けなければならなりません。良くなったからといって中止すると、菌の増殖が再開し元に戻ってしまう。薬は中途半端にやめず、1~2カ月きちんと塗りきる必要があります

菌が多いのは症状がある場所ですが、他の場所に菌がいないわけではありません。塗り残せば生き残った菌が増殖しますから、できるだけ広範囲に塗り残しのないよう留意しましょう。

水虫はかゆいというイメージが強いですが、かゆくなるのは水虫の約1割にすぎません。かゆい病気の代表は湿疹で、かゆいならむしろ水虫ではない可能性が高いようです。抗真菌薬は水虫ではない皮膚に塗れば、良くならないばかりか、悪化することもあるから注意が必要です。

千寿鍼灸院(北千住)は、はりきゅうで皆さんの健康を応援しています。