先日帯状疱疹になり、抗ウィルス剤と鎮痛剤を処方されました。その際の鎮痛剤が「カロナール」でした。

主成分は「アセトアミノフェン」で、作用のおだやかな解熱鎮痛剤です。皮膚の血管を広げて熱を放散させる作用や、脳の痛みの感受性を低下させる作用があります。

鎮痛剤としては「ロキソニン」がよく知られていますが、炎症をしずめて痛みなどの症状をおさえ、熱を下げる作用もある消炎鎮痛剤です。

ロキソニンとカロナールでは作用のメカニズムが異なり、ロキソニンには消化器への影響があるため、長期連用は気を付ける必要があります。

帯状疱疹後神経痛は慢性化するリスクがあり、脳の痛み中枢に作用させ、一定期間の服用が必要なため、今回はカロナールが処方されたようです。

痛みの原因と程度によって、適切な鎮痛剤の選択が必要です。なお鎮痛剤は対症療法薬なので、痛みの原因そのものを治す治療でないことは留意しなくてはなりません。

千寿鍼灸院(北千住)は、はりきゅうで皆さんの健康を応援しています。