過去の研究によると、マスクを着用して1時間の歩行した場合、心拍、呼吸数、二酸化炭素濃度は増加しましたが、体温の上昇はありませんでした

別の研究では「外気温35度、湿度65%」という厳しい環境の下での運動では、マスクを着用していても、熱中症につながるほどの影響はないことが示されています。

日本での研究においても、「コロナ禍に入って国内で熱中症が超過的に増える」という結論は導かれていません。

カナダの研究では、酸素飽和度が低くなりやすい高齢者における、マスク着用前、着用中、着用後の酸素飽和度を測定し、低下しないことが示されています。

マスク着用によって不快感やバイタルサインの一部に悪影響はありますが、現時点では熱中症リスクが明確に上昇するというエビデンスはなさそうです。

千寿鍼灸院(北千住)は、はりきゅうで皆さんの健康を応援しています。