先日、所属する全日本鍼灸学会の学術大会が開催され、リモートで参加しました。その中で我国の老年医学の第一人者である、東大病院の秋下雅弘教授の講演を聴講することができました。

演題は「老年症候群とフレイルについて」というものでしたが、講演中に「ポリファーマシー(多剤服用)」のお話がありました。

5剤以上の服用では転倒リスクが高まり、6剤以上では薬物有害事象が高まるとのことでした。欧米では5剤以上を多剤服用としているようです。因みに我国では75歳以上の4割が5剤以上を服用していると言われています。

多剤服用を抑えるためには、医師には服用している薬を全て伝えること、むやみに薬を欲しがらないこと、薬は優先順位をつけて最小限にすることなどに留意が必要のようです。

千寿鍼灸院(北千住)は、はりきゅうで皆さんの健康を応援しています。