サル痘は猿が起源ではなく鼠を起源とし、野生動物、ペットが媒介となる人獣共通感染症です。西アフリカや中央アフリカの風土病として局地的に流行していました。

症状は発熱、倦怠感、関節痛、リンパ節腫大などの急性症状の後に、顔や四肢中心に発疹を起こします。発疹は丘疹で始まり、水疱化し、やがて瘡蓋になり、ポロポロ落ちていきます。

感染動物に噛まれたり引っ掻かれたり、あるいは感染者の発疹内容物に触れて感染する接触感染が主と考えられています。

予後は悪くなく、多くは2~4週間の経過で自然治癒します。先進国での重症化や死亡はかなりまれです。過度に恐れることなく、冷静な対応を心がけていきましょう。

千寿鍼灸院(北千住)は、はりきゅうで皆さんの健康を応援しています。