高血圧、糖尿病といった慢性疾患は歳をとるにつれて増えていき、それぞれの疾患に対して適切な治療・処方をしていくだけで、かなりの数の薬を毎日飲むことになります。

しかし多剤服用によって、吸収・代謝過程で相互作用が起こり、本来の薬効が発揮で きない、あるいは有害作用(副作用)がより高頻度に起こることが知られています。6種類以上でリスクが高まるようです。

また加齢に伴う腎機能、肝機能の低下と、体内の水分量の減少により、高齢者では 薬物の血中濃度が高濃度にかつ長時間持続しやすく、筋肉量の減少と脂肪の増加 から、脂溶性薬剤は非常に長く体内に残ることになります。

かかりつけ医やかかりつけ薬局に相談し、服薬の全体把握と管理が必要なようです。

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