酒飲みがいちばん気をつけている臓器は肝臓ですが、それ以上とも言えるほど気をつけなくてはいけない臓器が膵臓です。

膵臓の主な機能は消化酵素の分泌とインスリンなどのホルモンの分泌です。 膵臓の主要な障害は膵炎で、重症急性膵炎では多臓器不全に至り亡くなる場合もあり、慢性膵炎では膵臓がんのリスクが高まります

膵炎の主たる原因はアルコールで、純アルコール換算で毎日80gをおよそ10年間飲み続けていると、リスクが高くなります。純アルコール80gを酒に換算すると、日本酒なら3合ビールなら大瓶3本程度となります。

一度、膵炎を発症したら膵臓の機能が元に回復することはかなり難しいため、日常的な大量飲酒を抑え、適量(純アルコールに換算して20g)を守ることが重要です。

%e9%a3%b2%e9%85%92