以前、高齢者の難聴に関する講演を聴講しました。講師は東大病院の山岨達也先生 でした。

高齢者のおよそ4割に聴力障害があり、1割弱は補聴器が必要な中等度以上の難聴 とのことでした。

老人性難聴は聴覚細胞の減少によるため、低下した聴力は回復することなく、徐々に 進行していきます。したがって聴力低下の予防が大切になります。

予防法として次の3つが紹介されました。① カロリー過多を避ける(腹八分)② 大きな音を避ける動脈硬化を避ける というもので、生活習慣病の予防にも通ずるものでした。

また、老人性難聴になったら早い段階で補聴器を使ったほうが良いようです。補聴器は単に音を大きくするだけでなく、一人ひとりの症状に合わせた調整が必要なため、専門店(認定店)で購入すべきで、価格は5~10数万円程度のものが良いとのことでした。

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