グレープフルーツの果実やジュースに含まれるフラノクマリン類は、小腸の薬物代謝酵素チトクロームを不活性化し、代謝されるべき薬の血中濃度が上昇します。このため、副作用が起こりやすくなります。

グレープフルーツと相互作用する薬で代表的なのがカルシウム拮抗薬(降圧剤)です。薬との相互作用にはかなり個人差があり、摂取しても安全な量という基準はありません。

ハッサク、ザボン(ブンタン)などにはフラノクマリン類が含まれています。その他のかんきつ類でも、相互作用の報告が見られます。

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