私たちは汗をかくことで体温調節をしていますが、汗をかくと水と一緒にナトリウムをはじめ、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが失われます

大量に汗をかいたときに水だけを大量に補給すると、 「水中毒」と呼ばれる状態を引き起こします。これは、体液のミネラル濃度が薄まることが原因で、吐き気や嘔吐、けいれんなどが起こったりします。

激しい運動をする場合は、ミネラルを含むスポーツドリンクを利用したほうがいいようです。

また、一度に大量の水分をとっても吸収できる量は決まっているため、こまめに飲むことが大切で、運動中は15~20分ごとに200~250mLの水分摂取休憩をとると体温の上昇が抑えられるといわれています。

運動中の水分は5~10℃の冷たいものが適しており、冷たい水分は深部体温を下げます。また、胃に留まる時間が短いため、小腸に素早く到達して吸収されるためです。