ヒアリの毒は致死性が高いものではなく、世間で騒がれているほど過剰に心配する必要はないようです。

軽度であれば、刺された瞬間に強い熱さを感じ、やがて刺された痕がかゆくなり、半日~1日ほどたつと小さな腫れものができます。

中程度では、刺されて数分から数十分後に刺された部分を中心に腫れが広がり、部分的、または全身に蕁麻疹が現れます。

重度の症状を起こすケースではアナフィラキシーを起こし、刺されてから数分から数十分後に息苦しさ声がれ、激しい動悸めまいなどを生じます。

ハチに刺されたことがある人や、ハチ毒アレルギーを持つ人がヒアリに刺されるとアナフィラキシーを生じる可能性があります。

対処法はハチ刺されと同じで、刺された直後20~30分程度は安静にし、体調の変化がないかを確認します。軽症であれば、抗ヒスタミン軟膏を塗り、患部を冷やします。全身症状が見られれば医療機関を受診しましょう。