高血圧の放置は、心血管疾患の大きなリスクになるため、通常は薬物療法により血圧が管理されます。
最近報告された英国での研究によると、60歳以上の高血圧患者に対する降圧治療で、余命が3年以上の高齢者には血圧管理の意味があるとのことです。
言い換えれば終末期に近い高齢者にとって、降圧治療は必ずしも有用ではないと考えることができるのではないでしょうか?
私の母のケースでは、晩年に降圧剤の影響で活動レベルが低下したり、傾眠状態で会話もおぼつかないことがありました。
血圧は脳循環を支え意識レベルを維持する重要な要素です。晩期の高齢者が周囲とのコミュニケーションを維持できる血圧水準は、許容されて良いと思われます。
千寿鍼灸院(北千住)は、はりきゅうで皆さんの健康を応援しています。
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