先日、首記のテーマに関して埼玉医科大学の岡教授の講演を聴講しました。概略は以下のとおりです。

この3年間でコロナ感染者の臨床像が大きく変化し、治療対象が当初の重症肺炎から高齢者の持病悪化に代わってきています。要因はワクチンの接種、ウィルスの変異、治療法の変化によるものです。

ほとんどの感染者は経過観察と対症療法で自然に治るため、コロナ治療薬は必要なく、高齢者などの重症化リスクのある感染者が治療薬の対象となります。

感染早期は抗体薬による抗体療法を行い、次に抗ウィルス薬(パキロビット、レムデシビル他)によりウィルスの増加を阻止します。重症者にはステロイド剤免疫抑制剤で炎症を抑制するというのが、最新の治療パターンです。

ワクチン接種は重症化リスクを大幅に下げるとともに、感染予防リスクもある程度(60%)期待できることから、依然として非常に有効だと言えます。

千寿鍼灸院(北千住)は、はりきゅうで皆さんの健康を応援しています。